Live Report


2005.7.9〜10 三重ライブツアー


昨年のライブにはるばる三重からお越しくださった、西洋料理のお店「ぼうがいっぽん」のオーナー山下さんの熱意で、この度の三重ツアーが実現しました。

まだまだ来年、と思っていたらあっという間にこの日が来たという感じで、本当に時間が経つのは早いものです。


実は今回はじめて車でのツアーとなります。
シャナヒーは楽器やPA機材の量がハンパじゃないので、やはり車での移動がツアーには向いていると思うけれど、運転してからの演奏はきついかも・・との心配もあります。
専任のドライバーがいてくれたらどんなに快適かとおもうけれど、やはりまだまだ未熟モノなのでそんな贅沢は許されるはずもなく、、、ミュージシャンたるもの、逞しくないとやっていけませんよね。


9日9時30分に高槻のドラッグストアで集合。
遅れてきたメンバーを待ってる間に開店になり旅のお供だけでなくついつい関係ない日用品まで購入してしまう(私だけか・・?)。

心配していたとおりやはりこの日は朝から雨になってしまいました。
実はシャナヒーには強運なメンバーがいるので、今まで雨に見舞われたりクジに外れたりしたことはほとんどないのです。なので、この日も結局は本番にはしっかり雨があがって、ホッとするのでした(笑)


さて、この時雨はまだ本格的な降りっぷりでしたが予定通り4時間でぼうがいっぽんに到着。
直前にお店を探しているとき「あ、ぼうがいっぽんの案内がある!!」と皆で目をこらし、やっと見えたと思ったら、「手前を左折してください」と書いてあったのには(当然通り過ぎていた)「それはないでしょ〜」と爆笑してしまいました。



ぼうがいっぽんさんは思っていた通り、オーナーと奥様の想いが詰まったとってもチャーミングなお店でした。
味も本格的ながら、お客様への心配りがすごい!と随所で感じました。
私たちをはるばる三重まで呼んで下さるなどオーナーの音楽へのこだわりも、お客様に最善の時間をおもてなししたい、という心からではないでしょうか?
私たちもその期待に応えていい音楽を奏でなければ、と改めて思うのでした。



そして、コンサートの時間になり、小さなお店は満員のお客様となりました。
おいしいご馳走を食べてお腹もいっぱいになってからきくコンサートですから、いつものようなあまり濃い〜内容は不向きかと考え、前半は聞きやすい感じのプログラムで構成しました。



シャナヒーにとってかなり懐かしいストア・モ・クリーは、久々に聴くとこんないい曲だったんだ〜と思ったり・・


「こんなに間近で演奏しちゃったら、もう怖いものなしかもね〜」とメンバー。


お客様も興味津々、Akiのパーカッション
新たに投入されたのは新ジャンベとコンガとボンゴと・・・まだまだいっぱいあります
(コンガはせっかく持ってきたのにただのタンバリン置きとなってしまった・・無念)
小物たちが洗濯物のように並んでいるのがなんか可愛い♪


定番の楽器紹介、リコーダーYuko。いい感じで写っていますね。


子守唄ワルツをスキャットで歌っているNoriko。
睡眠1時間で運転と演奏をこなすMiwako。
そして大胆にもハープを弾いているわたしです。


そして・・・あ〜写真撮ればよかった!ライブ終了後に頂いたご馳走の数々・・・
パン好き、ピザ好きの私はあまりのおいしさに大感激♪でした。素敵な奥様との会話も楽しいひと時となりました。
ここで、リコーダーYukoのブログも参照ください。




ブログ用の写真を撮るYukoです(笑)
さて、夜中の12時を過ぎて宿に到着。
用意していただいたホテルは、はるか昔小学生のころに修学旅行で来た二見浦。
ホテルを目指して歩いていると、ふとNorikoが「あ、この旅館、修学旅行で泊まったトコだ」とつぶやいたのでびっくり。な、なんつー記憶力!!

その後ホテルで貸切風呂を満喫してバタンキュー・・・


翌10日。
朝ごはんをいただいて、さー出発!その前に・・



ちょっとだけ海岸を散策してみました。



つかの間の旅行気分でパチリ


またしても目的地を通り過ぎてしまった(汗)・・以外は順調にやって来たパラミタミュージアム
この美術館は池田満寿夫の陶彫「般若心経シリーズ」をはじめとする多彩なコレクションが見ごたえある
とても素敵な美術館でした。

ひと目会場を見て、シャナヒーにピッタリ!とみんなとても嬉しくなりました。
そこは暗く静かな会場にほのかにライトアップされたたくさん彫刻群が並び、とても幻想的な空間だったのです。
ピアノもとても弾きやすく、美術館だけあってリコーダーなどの湿気対策もばっちり。
こういう場所でコンサートできることは私たちにとって何よりの幸せだと感じます。

ライブの写真はありませんが、100名ほどのお客様がいらっしゃり、シャナヒーの音楽をじっくりと聴いてくださいました。お越しくださった皆様ありがとうございました。

たくさんの彫刻群を前に演奏前は「シャナヒーの音楽を彫刻達に聴かせてやろーじゃん」と言っていたYuko。
でもじっと見つめられて妙に緊張。。終わったら「聴いていただいてスミマセン」みたいな感じになっちゃった・・


しかし、たくさんの作品を見て感じたのは、その存在感。
その作品が一つ置いてあるだけで周りの空気も変えられる・・・
作品に込められた心=存在感こそが芸術なのかなあ〜なんて勝手に考えていました。
私たちも、どんな場所であってもその会場の空気を変えられるような音を造りだしたいといつも思います。




ライブ後はそれぞれ陶器などたくさんのお土産を購入して、帰路につきました。
そして無事に帰宅・・・となるはずが、恒例のハプニング。


セルフのガソリンスタンドでガソリンの蓋(というのでしょーか)を忘れてきてしまい、急いで引き返すも間違った高速に乗ってしまって、「私たちどこへ行ってしまうの〜??!」状態に・・・
1時間後、無事に蓋は取り戻せたものの、後から聴くともし引火していたら爆発の恐れもあったそうで・・
今考えると冷や汗ものです。。(^^;)

そういえば関東ツアーの時も、最終の飛行機が飛ばなかっただけでなく、新幹線のホームを間違えて大荷物抱えて走り回りギリギリ飛び乗った苦い思い出が・・・・

ほんとにシャナヒーのツアーではオチがつくのでこれからも油断禁物です(--;)


しかし普段と違う場所でのコンサートはやはり新鮮で心にも残るもので、今後も機会あれば地方でのコンサートをもっとしたいなと思います。個人的にはツアーなど連日のコンサートは気分も乗っているため、いつもより演奏しやすいのですが、余裕があると返って気が緩んで上手くいかなかったりする場合も。
どんな時でも同じ感覚で同じ演奏ができなければいけないな、との反省とともにやっと無事に帰ったのでした。。

おしまい
by Nami
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